カードローンを利用してお金を借りる際、「収入証明書の提出が必要」という文言を見て、不安に感じる方もいるでしょう。
事実、カードローン利用時に収入証明書の提出を求められることがあります。
ただし収入証明書の提出を求められるのは、以下いずれかの条件を満たしている場合が多く、条件に当てはまらなければ収入証明書の提出を求められることはありません。
- 1社で50万円超の借り入れを行う場合
- 複数社から合計100万円超の借り入れを行う場合
<貸金業法 第十三条>
個人顧客の収入又は収益その他の資力を明らかにする事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録として内閣府令で定めるものの提出又は提供を受けなければならない。
参照元:「e-gov法令検索」
※上記条件を満たしていなくても、申込者の返済能力をチェックするために必要と判断される場合は、収入証明書の提出が求められます。
一方、銀行は貸金業法を適用されませんが収入証明書の提出に関して、自主的に基準を設けている場合が多いです。
金融庁がまとめた「銀行カードローンのフォローアップ調査結果(令和元年9月18日公開)」によれば、貸金業法と同程度かそれ以上に厳しい基準を設けている銀行は96%に及ぶとのことです。
当記事ではそうした状況の中でも、収入証明が不要なカードローンを紹介します。
あわせて、収入証明が必要な条件や求められる具体的な書類の内容も解説するので、参考にしてください。
カードローンで収入証明書が必要な理由
冒頭で述べた通り貸金業者は法律により、収入証明書の提出が義務となる条件が決められています。
銀行についても貸金業法と同等以上に厳しいルールを設け、収入証明書の提出を求めるケースがあります。
特に銀行カードローンの貸付残高が増加していた2017年時点では、「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」(以下)に基づき、収入証明書の提出を求める基準が厳しくなっています。
昨今、銀行カードローンの残高が増加していることを受け、当協会は、銀行による消費者向け貸付けについて、改正貸金業法の趣旨を踏まえた広告等の実施および審査態勢等の整備をより一層徹底するよう、下記のとおり申し合わせる。
各会員銀行は、金融仲介機能を担う銀行の社会的使命を改めて認識し、本申し合わせを踏まえ、引き続き健全な消費者金融市場の形成に資するよう努めていく。
参照元:「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」
一般社団法人全国銀行協会が平成30年6月に公開したアンケート結果(※)によれば実際に本件以降に、収入証明書を求める基準を引き下げたという銀行が96%に及んでいます。
※「『銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ』を踏まえた会員の取組み状況に関する実態調査」(第3回)に係る調査結果」
また同アンケートでは、以下のような銀行の取り組み事例を紹介しています。
・多重債務抑制の観点から、貸金業法に準じて借入極度額が50万円を超える場合は、年収確認資料を徴求。
・ 申込みを受けた際は一律に年収証明書の提出を徴求。未提出の場合は50万円を上限に審査。
・ 自行極度額、他行カードローン残高に加え、貸金業者残高を勘案して、年収に対する負債比率の上限を設定。
これだけみるとハードルが高く感じると思いますが、条件次第では貸金業者でも銀行でも収入証明書不要でカードローンを利用できるということです。
カードローンを利用する際に、全てのケースで収入証明書の提出が必要になるわけではありません。
収入証明書が提出必要な条件は消費者金融・銀行で異なる
収入証明書が提出必要な条件は、消費者金融・銀行で異なります。
消費者金融については貸金業法の適用を受け、基本的には以下条件を満たす場合に収入証明書の提出が必要です。
- 1社で50万円超の借り入れを行う場合
- 複数社から合計100万円超の借り入れを行う場合
その他、依頼者の返済能力を詳しくチェックする必要があると消費者金融が判断した場合は、別の条件が加わることもあります。
実際にどんな条件が追加されるかは、消費者金融によって異なっており、基準は公開されていません。
一方、銀行については消費者金融と異なり、貸金業法が適用されません。
しかし多重債務者が生まれるのを防ぐため、貸金業法より厳格な基準で収入証明書の提出を求めるケースが多くなっています。
金融庁がまとめた「銀行カードローンのフォローアップ調査結果(令和元年9月18日公開)」によると、貸金業法と同程度かそれ以上に厳しい基準を設けている銀行は96%にのぼるとの結果が出ています。
貸金業法の対象外だからといって、安易に銀行カードローンを選ばない方がいいでしょう。
収入証明書として有効な種類は全部で11種類
収入証明書とは簡単に言うと、働いて収入を得た上で、納税義務を果たしていることを証明する書類の総称です。
「収入証明書」という名称の書類があるわけではありません。
ただ一口に収入証明書と言っても、はじめて提出する方は実際にどんな書類を用意すればよいか分からないのではないでしょうか。
ここでは、実際にどんな書類が収入証明書として認められるか解説します。
具体的には、以下11の書類が収入証明書として認められます。
書類の名前 | 概要 |
---|---|
源泉徴収票 | 会社から支払われた1年間の給与額と、その給与をもとに支払った所得税の金額が記載された書類です。
源泉徴収票は、年末調整(通常12月)の後か退職時に会社が発行してくれます。 |
支払調書 | 個人もしくは企業が第三者に対して仕事を依頼した際に、「どんな内容で年間いくらの報酬を支払ったか」を証明する書類です。支払調書は源泉徴収票と異なり、報酬を支払った相手に対して必ずしも発行する必要はありません。一方、税務署に対しては、報酬を支払った翌年1月31日までに提出する必要があります。 |
給与明細書 | 会社から支払われた毎月の給与額に関する明細です。毎月の給与が支払われる前に会社から配布されます。 |
確定申告書 | 個人の場合、前年1~12月分の所得金額と所得税額を計算し、税務署へ申告する手続きを確定申告と呼びます。確定申告書はその際に作成する書類です。毎年2月16日~3月15日の間に作成します。(税務署への提出時に控えを受け取ることができます。) |
青色申告決算書 | 確定申告を青色申告という方式で行う場合に作成する書類です。毎年2月16日~3月15日までに作成し、確定申告書と一緒に税務署へ提出します。(税務署への提出時に控えを受け取ることができます。) |
収支内訳書 | 確定申告を白色申告という方式で行う場合に作成する書類です。毎年2月16日~3月15日までに作成し、確定申告書と一緒に税務署へ提出します。(税務署への提出時に控えを受け取ることができます。) |
納税通知書 | その年の住民税額や納付時期を通知する書類です。毎年5~6月ごろに郵送されます。(会社員の場合は、勤務先から配布されます。) |
納税証明書 | 税金を納めたことを証明する書類です。納税額や所得金額等が掲載されています。お住まいの役所等へ行くと発行してもらえます。自治体によっては、コンビニのマルチコピー機等でも発行可能です。 |
所得証明書 | 前年1~12月分の所得を証明する書類です。お住まいの役所等へ行くと発行してもらえます。自治体によっては、コンビニのマルチコピー機等でも発行可能です。 |
年金証書 | 年金の受給資格を証明する書類です。年金受給の手続き後に発行されます。紛失した場合はお住まいの役所や年金事務所で再発行してもらえます。 |
年金通知書 | 年金通知書とは年金受給者に送られる書類で、「年金振込通知書」と「年金額改定通知書」等があります。まず「年金振込通知書」はその年度に支払われる年金額を通知する書類で、毎年6月、もしくは年金額・振込先が変わった際に郵送されます。一方、年金額改定通知書は年金額の改定があったときに送付される書類です。年金額改定通知書は6月15日の支給日前に送られますが、その年の改定がなかった場合は送付されません。 |
収入証明なしで即日融資が必要なら消費者金融
消費者金融のカードローンは、銀行のカードローンと比べ審査が早く、最短で即日融資が可能です。
そのため、すぐにお金が必要な場合は消費者金融の利用を検討してみましょう。
前項でも解説したように、消費者金融のカードローンを申し込む際は、条件次第で収入証明書の提出を求められます。
逆に言うと条件にあてはまらなければ、収入証明書の提出が不要となるわけです。
この項では、収入証明書の提出なしでお金が借りられるおすすめの消費者金融を紹介します。
収入証明書の提出はできないが、即日でお金を借りたい方は、この項を参考にしてください。
なお収入証明書の提出が必要となる主な条件はどの消費者金融でも共通していますが、全てが同じというわけではありません。
この記事で紹介する消費者金融が、公式で説明している収入証明書提出の条件は以下の通りです。
プロミス | ・利用限度額が50万円を超える場合
・他の貸金業者の借入と合わせて100万円を超える場合 |
---|---|
アイフル | |
レイク | |
アコム | ・利用限度額が50万円を超える場合
・他の貸金業者の借入と合わせて100万円を超える場合 ・借入の上限額が契約極度額未満の場合 |
SMBCビット | ・利用限度額が50万円を超える場合
・他の貸金業者の借入と合わせて100万円を超える場合 ・WEB完結申込にて申し込みする場合 |
※初めて申込する場合に必要な条件。
※既に利用中で増額申請する場合の条件ではありません。
他社よりも低い金利17.8%から借入可能なプロミス
プロミスは2021年の「オリコン顧客満足度調査」で、「ノンバンクカードローン」部門1位を獲得した実績があるカードローンです。
テレビCMでもよく放映されているので、知っている方も多いのではないでしょうか。
プロミスは他の消費者金融と比べて、カードローンの金利(上限金利)が17.8%と低い点が特徴です。
<主要消費者金融ごとのカードローン金利比較>
プロミス | 4.5%~17.8% |
---|---|
アコム | 3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
アイフル | 3.0%~18.0% |
そのため支払う利息をなるべく抑えたいときに、利用を検討しましょう。
その他、プロミスのカードローンは審査時間が最短25分、初めての利用から30日間利息0円というサービスもあります。
ただしプロミスを利用する際に注意が必要なのは、利用限度額が500万円と他社に比べて低い点です。
500万円以上の借入を希望する方は少ないでしょうが、500万円以上借りたい方は注意しましょう。
金利(実質年率) | 4.5%~17.8% |
---|---|
利用限度額 | 500万円 |
審査にかかる時間 | 最短25分 |
融資までにかかる時間 | 最短25分 |
土日審査 | 対応 |
最大無利息期間 | 30日間 |
借入可能なコンビニ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート(イーネット)・ミニストップ(イオン銀行) |
WEB完結 | 可能 |
毎月の返済日 | 5日、15日、25日、末日から選択可能 |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 不可 |
学生の利用 | 可能 |
主な申込条件 | 年齢18歳以上74歳以下で、ご本人に安定した収入のある方
※主婦や学生でもパート・アルバイトなど安定した収入のある方はご審査のうえご利用が可能 |
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません
参照元:プロミス公式サイト
アプリでも簡単に申込可能なアイフル
アイフルのカードローンは、スマホアプリでの申し込みが簡単で使いやすくなっています。
運転免許証の読み込みやYahoo ID連携で本人情報の入力が短縮できる他、必要書類の提出もスマホカメラで撮影して送信できます。
また申し込み後は、アプリがカード代わりとなり借り入れができる他、アプリ内で表示される利用状況も見やすくなっています。
アイフルは「愛が一番」というCMでよく聞くフレーズの通り、サポートに力を入れている点もメリットです。
完済までは24時間対応のチャット機能でサポートしてくれる上に、女性向けには女性オペレーターが対応する専用ダイヤルを用意しています。
そのため初めてのカードローンで不安がある方でも、安心して使いやすいでしょう。
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
利用限度額 | 800万円 |
審査にかかる時間 | 最短30分 |
融資までにかかる時間 | 最短即日 |
土日審査 | 対応 |
最大無利息期間 | 30日間 |
借入可能なコンビニ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート(イーネット)・ミニストップ(イオン銀行) |
WEB完結 | 可能 |
毎月の返済日 | 指定の約定日もしくは前回支払日の翌日から35日後まで |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 不可 |
学生の利用 | 可能 |
主な申込条件 | 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、アイフルの基準を満たす方 |
※参照元:アイフル公式サイト
利息に応じてTポイントが貯まるSMBCモビット
SMBCモビットのカードローンを選ぶメリットの1つが、返済の度にTポイントが貯まる点です。
利息の支払い200円ごとに、Tポイントが1ポイント付与されます。
貯まったTポイントは提携のお店へ行くと1ポイント1円で使えたり、好きな商品と交換できたりします。
またSMBCモビットのカードローンは、WEB完結なら電話連絡なしで申し込みできる点もメリットと言えるでしょう。
カードローンを申し込むことが、会社の人に知られにくくなります。
ただしWEB完結で申し込む場合は収入証明書類が必要になるため、収入証明書の提出ができない方は通常の申込を利用しましょう。
※三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行
なおSMBCモビットは、初めて利用するときの無利息期間がありません。
他の大手消費者金融が提供するカードローンに比べ、初月から利息がかかってしまうため、無利息期間内に返済を終える予定であれば他の消費者金融を利用しましょう。
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
利用限度額 | 800万円 |
審査にかかる時間 | 最短30分 |
融資までにかかる時間 | 最短即日 |
土日審査 | 対応 |
最大無利息期間 | - |
借入可能なコンビニ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート(イーネット)・ミニストップ(イオン銀行) |
WEB完結 | 可能 |
毎月の返済日 | 5日、15日、25日、末日から選択可能 |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 不可 |
学生の利用 | 可能 |
主な申込条件 | 満年齢20才~69才の安定した収入のある方で、モビットの基準を満たす方
※アルバイト・パート・自営業者の利用も可能 |
※参照元:SMBCモビット公式サイト
クレジット機能も利用可能なアコム
アコムでは、カードローン付きのクレジットカード「ACマスターカード」を発行できます。
これ一枚でカードローンとクレジットカードの利用ができる上に、毎月の利用金額から0.25%が自動キャッシュバックされお得です。
また利用明細を送付せず、利用状況はオンライン上で行うようにすることもできます。
アコムは審査が最短30分と早く、融資まで60分と待たされずにすむ点もメリットです。
アプリやWEBからも申込可能な為、急ぎでお金が必要な方は、検討してみてもいいでしょう。
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
利用限度額 | 800万円 |
審査にかかる時間 | 最短30分 |
融資までにかかる時間 | 最短1時間 |
土日審査 | 対応 |
最大無利息期間 | 30日間 |
借入可能なコンビニ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート(イーネット)・ミニストップ(イオン銀行) |
WEB完結 | 可能 |
毎月の返済日 | 1回の支払につき35日以内または毎月払い |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 不可 |
学生の利用 | 可能 |
主な申込条件 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、かつアコムの基準を満たす方 |
※参照元:アコム公式サイト
最短15秒で審査結果がわかるレイク
レイクなら、オンライン審査の結果が最短15秒でわかるのに加え、Webで申込むと60日間無利息で融資してもらえます。
21時(日曜日は18時)までなら、当日中に振込可能です。
その他、はじめてWEBから契約した方は、無利息期間が60日と長く使いやすいのもメリットです。
借入額が5万円以内の場合は、無利息期間を最大180日まで伸ばせます。
注意点としては、プロミス同様、利用限度額が500万円までとなっています。
10万円以下の借入希望なら、無利息期間の長いレイクが利用しやすいでしょう。
貸付利率 | 4.5%~18.0% |
---|---|
遅延損害金(年率) | 20.0% |
融資限度額 | 1万円~500万円 |
審査にかかる時間 | 最短15秒 |
融資までにかかる時間 | Webで最短25分融資も可能 ※21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です 一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます |
土日審査 | 対応 |
最大無利息期間 | ・60日間※オンライン申込限定※1
・180日間※借入額のうち5万円まで※2 |
借入可能なコンビニ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート(イーネット)・ミニストップ(イオン銀行) |
WEB完結 | 可能 |
毎月の返済日 | 自由に設定可能 |
ご返済期間・回数 | 最長5年、最大60回 |
毎月の返済額 | 4,000円~ |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 不可 |
学生の利用 | 可能 ※一定の収入がある場合申込み可能 |
ご利用対象 | ・年齢が満20歳以上70歳以下の国内に居住する方 ・ご自分のメールアドレスをお持ちの方 ・日本の永住権を取得されている方 |
ご返済方式 | 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビング |
必要書類 | 運転免許証 ※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合) |
担保・保証人 | 不要 |
商号 | 新生フィナンシャル株式会社 |
貸金業登録番号 | 関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号 |
※1:Webで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方
Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません
初めてなら初回契約翌日から無利息
無利息期間経過後は通常金利適用
30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可
ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります
※2:契約額1万円~200万円まで※初めてなら初回契約翌日から無利息
無利息期間経過後は通常金利適用
30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可
ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります
参照元:レイク公式サイト
借入金額が多く利息が気になるなら銀行カードローン
銀行カードローンは消費者金融カードローンと比べると審査や融資まで時間がかかる反面、利用限度額が高く年利は安い傾向にあるのが特徴です。
お金が必要なタイミングまで時間がある場合や、借入希望額が高額になる場合は、利息が低い銀行カードローンが適しています。
イオン銀行カードローンのよくある問い合わせを確認しても以下の通り日数がかかることがわかります。
イオン銀行に口座をお持ちでないお客さま
審査完了後、5日程度で佐川急便「受取人確認サポート※」または簡易書留郵便にてカードをお届けします。(一部抜粋)
ここでは、収入証明書の提出なしで借り入れが可能な銀行カードローンのうち、おすすめを3つ紹介します。
毎月1,000円から返済が可能なイオン銀行カードローン
イオン銀行カードローンなら、毎月1,000円からの少額返済が可能で毎月の負担を軽減できます。(借入残高が3万円以下の場合、返済額が1,000円。残高が増えるごとに返済額がアップする)
またイオン銀行の口座があれば、カードが届く前に1回だけ銀行口座への振込融資が可能です。
できるだけ早くまとまったお金が必要なときに利用しましょう。
その他、イオン銀行ATMであれば手数料がかからない為、近くに設置されているか確認しておいてもいいでしょう。
金利(実質年率) | 3.8%~13.8% |
---|---|
利用限度額 | 800万円 |
借入可能なコンビニ | ローソン・ファミリーマート(イーネット)・ミニストップ(イオン銀行) |
毎月の返済日 | 毎月20日。ただし土日祝日の場合は翌日 |
毎月の返済額 | 1,000円~ |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 可能 |
学生の利用 | 不可 |
主な申込条件 | 以下すべての条件を満たす方
・日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方。 ・契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満の方。 ・本人に安定かつ継続した収入の見込める方。 ・保証会社(イオンクレジットサービスかオリックス・クレジット)の保証が受けられる方。 |
※参照元:イオン銀行公式サイト
楽天ポイントがもらえる楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンなら、入会で1,000ポイントもらえます。
たまった楽天ポイントは、楽天市場での買い物に使ったり、電子マネー「Edy」にチャージしたりできます。
またネット銀行のカードローンらしく、申込を専用のアプリで完結できる点も特徴的です。
申し込みに必要な書類もアプリから送付できます。
その他楽天銀行の口座があれば、24時間365日いつでも手数料無料かつ即時着金可能な為、自宅にいながらお金を用意することも可能です。
金利(実質年率) | 1.9%~14.5% |
---|---|
利用限度額 | 最大800万円 |
借入可能なコンビニ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート(イーネット) |
毎月の返済日 | 1日、12日、20日、27日の中から選択可能 |
毎月の返済額 | 2,000円~ |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 可能 |
学生の利用 | 可能 |
主な申込条件 | 以下すべての条件を満たす方
・日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方。 ・満年齢20歳以上62歳以下の方 ※パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下 ・毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方 ・保証会社(楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社)の保証が受けられる方。 |
※参照元:楽天銀行スーパーローン
アプリが使いやすいジャパンネット銀行カードローン
ジャパンネット銀行のカードローンなら、申込から借入まで専用アプリで完結できます。
申し込みでは必要事項の入力の他、必要書類の提出もアプリで対応可能です。
また借り入れ状況の確認や新たな借り入れも、アプリで簡単に実行できます。
その他、消費者金融が提供するカードローンのように、無利息期間があるのも特徴的です。
初回借入から30日間以内であれば、何回借りても利息が発生しません。
ただし上限金利が18.0%と、大手消費者金融と同等な為、銀行特有の金利の低さという点ではデメリットといえます。
100万円以下の借入希望であれば、その日中に融資が可能な消費者金融を利用してもいいでしょう。
金利(実質年率) | 1.59%~18% |
---|---|
利用限度額 | 1,000万円 |
借入可能なコンビニ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート(イーネット)・ミニストップ(イオン銀行) |
毎月の返済日 | 1~28日、もしくは月末の中から選択可能 |
毎月の返済額 | 3,000円~ |
パート・アルバイトの利用 | 可能 |
専業主婦(夫)の利用 | 可能 |
学生の利用 | 可能 |
主な申込条件 | 以下すべての条件を満たす方
・日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方。 ・満年齢20歳以上70歳未満の方 ・毎月安定した定期収入のある方※配偶者に安定した収入があれば申込可能 ・ジャパンネット銀行の普通預金口座を持っている方※申込時に開設してもよい。 |
※参照元:ジャパンネット銀行公式サイト
消費者金融と銀行で借りた場合の利息はどうなる?
消費者金融・銀行それぞれの利息について考えるときに、まず知っておきたいのは利息制限法と出資法です。
利息制限法では、カードローンを含め借入に対する金利の上限を15%~20%と定めています。
一方の出資法では、刑事罰の対象となる金利の上限を29.2%としていました。
仮に利息制限法の定めた上限を超えても、出資法の上限さえ越えなければ刑事罰が科せられない状態となっていたのです。
利息制限法の定めた上限(20%)から、出資法が定める上限(29.2%)までの間を、「グレーゾーン金利」と言います。
利息制限法上では無効なはずの「グレーゾーン金利」による金利を設定し、違法な金利を取得していた貸金業者が存在しました。
しかし2006年12月に貸金業法が改正され、出資法の上限金利は利息制限法と同じ15%~20%へ引き下げられました。
そのため現在はグレーゾーン金利が廃止されています。
仮に出資法に違反した金利を設定すると、刑事罰の対象となります。
50万円を1年間借りた際に支払う利息の差額は総額いくら?
前述した通り銀行と消費者金融のカードローンを比べると、銀行カードローンの方が金利は安いです。
両者の金利差で実際にどのくらの差が生じるか、以下条件を例にみてみましょう。
なお、銀行カードローンの金利は14%、消費者金融の金利は18%とします。
<比較例>
- 借入金額:50万円
- 返済期間:1年間(12ヵ月)
- 金利:(銀行)14%/(消費者金融)18%
- 算出方法:元利均等返済
この場合、返済額の詳細は以下の通りです。
金利14%の場合
(銀行) |
元金:500,000円
利息:38,728円 -- 合計:538,728円 |
---|---|
金利18%の場合
(消費者金融) |
元金:500,000円
利息:50,080円 -- 合計:550,080円 |
ご覧のように今回のシミュレーションでは、支払額に約1.2万円の差がでています。
金利が4%違うだけで、1年間で返済額(利息)にこれだけ差が生じるわけです。
借入額が大きくなったり返済期間が長くなったりすると、この差はさらに広がるため、可能な限り早く返済するようにしましょう。
長期間の借入は多重債務に注意が必要
前項で計算したように、カードローンの借入では決して無視できない金額の利息が生じます。
借入額が大きくなり返済完了までの期間が長くなると、利息の総額もそれだけ増え負担が大きくなるので注意しましょう。
多重債務にならない為に注意することとして、富里市は以下の点を挙げています。
自身を守るためにも、一度振り返ってみてもいいでしょう。
・返済できる計画が立たない借金はしない。毎月の返済額が月収の2割を超えると返済は難しいと言われています。
・返済のための借り入れは絶対にしない。その分の借金が増え、返済額も増加します。
・知人・友人に頼まれても安易に連帯保証人にならない。
・安易にクレジットやキャッシングの利用はしない。
カードローンには返済義務がある
収入証明書の提出が必要か否かに関わらず、カードローンには返済義務があります。
カードローンに限らず、クレジット契約やローン契約の返済遅れは、個人信用情報機関への登録がなされます。
個人信用情報機関へ登録されてしまうと、新たなクレジット契約や、車や住宅のローンに通らなくなってしまうため返済遅れには十分注意しましょう。
個人信用情報機関へは、以下の情報が登録されます。
- 本人を特定するための情報(氏名・生年月日・性別・住所・電話番号・勤務先・本人確認書類の識別番号など)
- 契約内容に関する情報(登録会員名・契約の種類・契約日・契約金額・貸付金額など)
- 返済状況に関する情報(入金日・入金予定日・残高金額・完済日・延滞など)
- 取引事実に関する情報(債権回収・債務整理・保証履行・強制解約・破産申立・債権譲渡など)
- 申込みに関する情報(本人を特定する情報・申込日・申込商品種別など)
まとめ
消費者金融のカードローンは、1社で50万円以上もしくは借入総額が100万円以上のときは利用にあたり収入証明書の提出が法律上必要です。
一方、銀行のカードローンは法律の取り決めはないものの、自主的に収入証明書を求める場合が多くなっています。
カードローンによっては、借入金額が少ない等で収入証明書の提出が求められないこともあります。
求められた場合は、当記事で解説している収入証明書もしくは業者が指定する収入証明書の提出に応じるようにしましょう。